ソーラーパネル付き作業所
セネガルについて営業活動をしていると、他のアフリカ地域に進出している企業様から逆プレゼンテーションを受けることが増えてきました。
その一つに、本日打ち合わせした企業様の案件を紹介したいと思います。
こちらの企業様はコンテナハウスに太陽光を載せて、コンテナハウス内での作業で使用する電力を太陽光で補い、無電力地帯でも経済活動が出来るというコンテナ作業場を提供している企業様でした。

弊社はセネガル唯一の国際空港(ブレーズ・ジャーニュ国際空港)に隣接した物流施設建設用地を持っており、そこで農作物等の加工工場の建設も将来的な構想として組み込んでおります。
弊社が想定している土地の場合は、容易に電力供給がされるのですが、アフリカは電力がまだまだ供給されていない地域も多く、その様な地域向けに太陽光パネルを搭載したコンテナハウス(40フィートコンテナ)が、電力が乏しい地域においては加工場・事務所・簡易作業所・収穫物の保管庫(要冷)、の代わりとなるとの事です。
実際に、他のアフリカ諸国において政府と合弁会社を設立してプロジェクトを進めているとの事です。
実際に、話を聞いてみて質問させて頂いたのですが、①施設を建築して屋根に太陽光を載せる加工場、②コンテナを改装して屋根に太陽光を載せる加工場、の違いと明確なメリットが理解出来ませんでした。
コンテナハウスの唯一のメリットは移動できるから、と認識した位です。
また、会議内でも言われたのが設置・導入の価格です。打ち合わせでは価格を教えてもらえず、安価ではないので恥ずかしくて言えないとのことでした。
中国の企業も同様の事業をアフリカで展開しているようですので、おそらく負けてしまうと思います。
自分の身を引き締めるために少し強い言い方をすると、購買者の将来的なメリット利益が確保できる適正価格で取引できるビジネスが明確でない企業は、今後はもっと衰退していくのだと思いました。
この分野で新しい産業は創出されないのか?今晩にでも考えてみようと思います。
#セネガル経済特区 #セネガル物流施設